神経管閉鎖障害のリスク軽減のために葉酸を摂取しよう

神経管閉鎖障害の原因はさまざまですが、その一つに葉酸不足というものがあります。

逆に言うと葉酸によって、神経管閉鎖障害が随分予防されているということなのです。

欧米の研究発表では妊娠初期に葉酸を十分摂取することで、神経管閉鎖障害の6~7割が改善されることが判明したとのこと。

そんな葉酸と神経管閉鎖障害の関係など考えてみましょう。

称賛と神経管閉鎖障害の関係

細胞増殖のときにDNA合成が行われますが、このときに関与するのが葉酸です。

ホモシステインというアミノ酸がタンパク質合成に必要な、メチオニンという必須アミノ酸に変わるときに葉酸は必要となります。

妊娠初期は細胞増殖がとても盛んになるので、葉酸が不足すると胎児の神経管閉鎖障害リスクが高まります。

また受精する前の段階で男性は精子、女性は卵子を体内で作るときにDNAをコピーしますが、そのときに異常が起こると間違ったコピーをしてしまい、不完全なDNAを持った精子や卵子ができてしまいます。

それによって先天性の神経管閉鎖障害や、他のさまざまな障害を持った子どもができる可能性もあるのです。

その場合もしっかり葉酸を摂ることで、先天性の神経管閉鎖障害も減らすことができるとのこと。

そのためには妊娠する3カ月ほど前から、男性も女性も健康な精子や卵子づくりをすべきだと言えるのです。

葉酸の生体利用

食事からの葉酸摂取はなかなか難しいところがあります。

というのも妊娠初期の栄養の摂取はとても重要ですが、その頃はつわりでなかなか栄養が摂れる状態ではありません。

まして、ただでさえ摂りにくいという葉酸をどのように摂ったらいいのかという問題にぶつかります。

葉酸は野菜、柑橘類、レバーなどに多く含まれますが、なかなかつわりがある中、これらを十分摂ることは難しいというのが現実です。

また小腸でモノグルタミン酸として吸収されますが、食品に含まれる葉酸の多くはプリグルタミン酸型として存在しているので、実際に消化するまでに50%程度は分解されてしまうとのこと。

つまりなかなか摂りにくいだけでなく、半分は分解されてしまうということになります。

そこで葉酸はサプリで摂取することを欧米などでは勧めています。

葉酸の摂取量に関して

葉酸の食品以外からの摂取量は、上限として1300~1400μg/日とされています。

そこでサプリとしての一般的な摂取量として400μg/日となっています。

もちろんサプリによっては半分の200μgというものもあり、その場合は400μg/日まで飲めるということになります。

実は妊娠するまでは男性も葉酸を摂取することが勧められていますが、男性の場合は200μg/日でいいと言われています。

そのため200μgのサプリの方が男性も飲みやすいので、そのような意味からも200μgになっているものもあります。

もちろん男性は400μgの錠剤を半分にカットして飲んでもいいし、飲み過ぎではないで400μg飲んでも問題ありません。